ひとくちに「歯科治療」と言ってもさまざまな種類があります。虫歯治療をはじめ、歯の健康と美しさを保つための審美歯科などさまざまです。
また、治療費についても金額の幅があります。「保険治療では高品質な治療を受けることは難しい」というのを聞いたことがある方もいるのでは?保険がきく治療とそれ以外の自費治療とでは使える材料が違います。治療法そのものに関しても、保険ではかなり制限があります。
医療法によって規定される、歯科で標榜出来る診療科目は以下の4つになります。
このほか、審美歯科、補綴科、保存科、歯周科、高齢者歯科、障害者歯科、歯科麻酔科、歯科放射線科、口腔内科などの科を持つ歯科医院や大学病院があります。
歯科医師は、歯学に基づいて傷病の予防、診断および治療、そして公衆衛生の普及を責務とする医療従事者です。日本において、その職務等に関しては、歯科医師法により規定されている業務独占資格および名称独占資格の医療資格です。
社団法人日本歯科医師会(にほんしかいしかい)は、歯科医師によって構成される社団法人です。
1903年に高山紀齋などによって設立されました。歯科に関する啓蒙、啓発活動や患者および歯科医師の権利を守るための社会的活動などを行っています。戦前・戦中など、強制加入の時代も存在していましたが、現在歯科医師の加盟は任意です。全国47都道府県に都道府県歯科医師会を組織しています。
歯の衛生週間(はのえいせいしゅうかん)は、厚生省(現:厚生労働省)、文部省(現:文部科学省)、日本歯科医師会が1958年から実施している週間である。毎年6月4日から6月10日までの1週間。
1928年から1938年まで日本歯科医師会が、「6(む)4(し)」に因んで6月4日に虫歯予防デーを実施していた。1949年、これを復活させる形で口腔衛生週間が制定された。1952年に口腔衛生強調運動、1956年に再度口腔衛生週間に名称を変更し、1958年から現在の歯の衛生週間になった。
歯の衛生に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防処置の徹底を図り、併せてその早期発見、早期治療を励行することにより歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進を寄与することを目的としている。
いい歯の日(いいはのひ)は、1993年(平成5年)に、日本歯科医師会によって制定された記念日。11月8日。「11(いい)8(歯)」の語呂合わせを元にしている。
同時に、「よ(4)い(1)歯(8)」の語呂合せを元に、4月18日を「よい歯の日」に制定した。
6月4日の「むし歯予防デー」は昔から各地で行われていた。どちらかというと子供のむし歯を対象としたイベントであった。「子供達の様に学校で定期的な歯科検診を受けることのない、歯周病罹患率の高い大人やお年寄りなども広く対象とした、歯科啓蒙活動、歯科検診などを行うイベントができないだろうか」、「年に1度、6月の春に行われる『むし歯予防デー』だけでは足りない」、「秋頃にむし歯・歯周病など幅広いジャンルのイベントを行うべきだろう」と、25年前、十勝の故林博道先生が提唱した。11月8日で『いい歯の日』、ゴロも良く、1985年(昭和60年)に十勝で『いい歯の日』が誕生した。
8020運動(はちまるにまるうんどう)とは、日本において展開されている歯科に関する運動で、満80歳で20本以上の歯を残そうとするのが主目的である。厚生労働省や日本歯科医師会により推進されている。20本以上の歯を持つ高齢者はそれ未満の人に比べ、活動的で、寝たきりとなることも少ないなど多くの報告がされている。
1999年に行われた第八回歯科疾患実態調査によると、80歳での残存歯数は約8本、20本以上の残存歯を持つ者は約15%となっている。2005年に行われた第九回歯科疾患実態調査においては、80歳での残存歯数は約10本、80〜84歳で20本以上の残存歯を持つ者は21.1%と前回調査に比べ、さらに大幅に増加した。口腔衛生への関心の高まりを反映し、残存歯数、20本以上の残存歯を持つ者の割合共に増加してきてはいるが、まだ不十分な状態が続いている。
人間の子供の頃にある歯は合わせて20本であり乳歯(脱落歯、第一生歯)と呼ぶ。前方から順に乳中切 歯、乳側切歯、乳犬歯、第一乳臼歯、第二乳臼歯と呼ばれる。乳歯は生後6〜8ヶ月ごろより多くの場合は下顎の前歯から生えてくる。3歳頃には全て生えそろ う事が多い。乳歯は永久歯と比べてエナメル質と象牙質の厚みが薄く柔らかい。全体的に歯は小さく、青白や乳白色を示す。石灰化度が低いため、う蝕になりや すい。また、乳歯には骨髄や臍帯血に比べて高密度で幹細胞が含まれており、近親者へ移植できる可能性もあることから、骨などの再生の実用化に向けた研究が進められている。
6歳頃から永久歯が生え始める。人間の永久歯は大きく切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯の 4種類に分ける事が出来る。現代人の歯は上下合わせて28本。親知らずを含めると32本である。切歯は中切歯、側切歯の2種類上下計8本ある。犬歯は上下 計4本。臼歯は計20本存在し、小臼歯(第1小臼歯、第2小臼歯)と大臼歯(第1大臼歯、第2大臼歯、第3大臼歯)に分けられる。乳歯の脱落後に生えてく る、中切歯〜第二小臼歯までを代生歯、第二生歯とよび、乳歯の存在しない大臼歯を加生歯と呼ぶ。まず、第1大臼歯(6歳臼歯とも呼ばれる)から生え始め、その後徐々に生え替わっていく。大体13歳頃には前歯から第2大臼歯までの28本が生えそろっている。第3大臼歯は生えてくるのが遅く、また、生えてこない事もあり「親知らず」(知歯/智歯)ともよばれる。
永久歯はきちんとケアをすれば死ぬまで使うことができる。また、高齢者への調査で、歯が多く存続しているほど活動的である事がわかっている。